はじめに
Shopifyで商品を「販売可能(active)」に変更したのに、
うっかりX(旧Twitter)でのお知らせを忘れていた…
そんな経験、ありませんか?
ネットショップの運営では、商品の登録・編集・在庫確認・発注など、日々やることが多く、
SNS投稿は「忘れやすい」「後回しになりやすい」作業の一つです。
今回はそんな悩みを解決するために、商品が「買える状態」になった瞬間に、Xに自動投稿される仕組みを紹介します。
使うのは、Shopify公式の自動化アプリ「Flow」とローコード自動化ツールの「n8n」。
コードを書く必要はありませんが、Webhookや認証まわりには少し技術的な理解が必要です。
そのあたりも踏まえながら、実用的かつ現場で回せる構成を目指します。
n8nの概要を確認したい方はこちらから👇
Shopifyの概要を確認したい方はこちらから👇
この仕組みで何ができるのか?
新商品を公開(=ステータスを「active」に変更)すると、
あらかじめ設定しておいたXのアカウントから、商品名や商品ページを含む投稿が自動で行われます。
いわば「販売開始と同時にSNS告知」が自動で走る仕組みです。
これにより…
- SNSの投稿漏れがなくなる
- 手が空いたときに後から投稿する、という遅れがなくなる
- 人手に依存しない仕組みが構築できる
といったメリットが得られます。
Airtableを使っていた前回構成との違い
前回紹介した構成では、Airtableを使って「この商品は公開中か?」というチェックをしていました。
今回はShopify Flowで直接n8nにWebhookを送ることで、よりシンプルに構築しています。
| 項目 | 前回 | 今回 |
|---|---|---|
| 商品ステータスの管理 | Airtable | Flowの条件で代用 |
| トリガー | n8nのShopifyノード | Flow(Shopify 公式) |
| 実装難易度 | やや複雑 | 比較的シンプル |
Airtableが不要になったぶん、設定項目が減り、導入の手間が軽減されます。
全体の流れ


- Flowが、商品ステータスの変更を検知します。
- ステータスが「ACTIVE(販売可能)」だった場合のみ、n8nにWebhookを送信します。
- n8nが商品情報を受け取り、Xに自動で投稿を行います。
この一連の流れを、一度設定しておくだけで実行できます。
🔧 まずはn8nのワークフローを準備しよう
Shopify Flowから商品情報を送信するには、受け取り先となるWebhook URLが必要です。
n8nではこれを「Webhookノード」で簡単に用意できます。
✅ Webhookとは?
Webhook(ウェブフック)とは、あるサービスで発生したイベントを自動で他のシステムに通知する仕組みです。
今回のケースでは、Shopifyの商品ステータスが「販売可能(ACTIVE)」に変わったら、n8nに通知するために使用します。
この通知を受け取るのが、n8nのWebhookノードです。
🧭 今回のn8nの構成例
今回のワークフローはとてもシンプル。2つのノードだけで構成されています。

① Webhookノード
このノードでは、Shopifyから送られる商品情報(タイトルやURLなど)を受け取ります。
n8nのWebhookノードを配置すると、以下のようにTest URLとProduction URLが表示されます。

⚠️ Shopify Flowからリクエストを送る際にTest URLとProduction URLいずれかのURLを設定します。本番稼働時はProduction URLの方を利用ください。
② X(旧Twitter)ノード
受け取った商品情報を元に、自動でXに投稿します。
*shopify flow × n8n連携テスト用の投稿です。新商品が入荷しました🛍️
「{{$json.title}}」が販売スタート!
商品ページはこちら👇
https://yourshop.myshopify.com/products/{{$json.handle}}
このあと、Shopify Flow側で「商品が販売可能になったとき」にこのWebhookを呼び出す設定を行います。
Flowの設定手順
まずは、Flowの作成画面を開きます。
Flowのはじめ方ガイドはこちらから👇
🔔トリガーの設定(Product status updated)
まずは、Shopify Flowで「商品が販売可能になったときにワークフローを起動する」ためのトリガーを設定します。
✅ 操作手順:
- トリガー選択画面の検索ボックスに、
Product status updatedと入力します。 - 候補に表示された中から、
🟢「Product status updated」をクリックしてください。
💡 このトリガーは、商品が「下書き(draft)」から「販売可能(active)」などにステータス変更されたときに反応します。

選択すると、キャンバス上に「Product status updated」のブロックが追加されます。
次は、このトリガーが動作する条件をさらに絞るために、条件ブロック(Condition)を追加していきましょう。
✅ 条件ブロックの設定Product status が “ACTIVE” のとき)
続いて、「商品が販売可能(ACTIVE)になったときだけ」次の処理へ進むように条件を設定します。
🔧 操作手順:
① トリガーの右下「+」をクリック
トリガーブロック(Product status updated)の右下にある「+」ボタンをクリックすると、
次のステップを追加するためのメニューが表示されます。
そこで、「条件」を選択してください。
② 変数(条件対象)を指定する
右側に表示される「Condition」ブロックで、まずは「変数を追加」をクリックします。
「変数の選択」画面が開くので、検索ボックスに以下のように入力してください。
status
検索結果に product.status (ProductStatus) と表示される項目があるので、それを選択します。

💡 product.status は、Shopifyでの商品ステータス(下書き / 公開済み など)を表します。
今回は「公開済み=ACTIVE」のみを対象とします。
③ 比較条件と値を設定する
変数を選択したら、次は比較条件と値を設定します。
値:ACTIVE と入力または選択してください(大文字)
比較条件:デフォルトで「次のものと一致する」が選ばれていればそのままでOK

✅ 設定結果
ブロックには次のように表示されるはずです:
product.status が次と一致:ACTIVE
これで、商品ステータスが「ACTIVE」になったときのみ次の処理へ進む条件が完成です。
✅ アクションの設定(n8nにWebhookで通知)
次は、商品が「ACTIVE」になったときに n8n のワークフローに通知を送るアクションを追加します。
この処理によって、n8n 側のフローが起動し、X(旧Twitter)への投稿などを自動で実行してくれる仕組みです。
⚠️ Shopify Flowで外部にHTTPリクエストを送信するには、ShopifyのGrowプラン以上が必要です。ベーシックプランではこの機能は利用できませんのでご注意ください。
🔧 操作手順:
① 条件ブロック「その場合」の「+」をクリック
先ほど設定した product.status == ACTIVE の「その場合」にある「+」ボタンをクリックし、
表示されるメニューから「アクション」を選択します。
② アクションタイプを「Send HTTP request」に設定
右側に表示されるスライドメニューの検索ボックスに「http」と入力すると、
アクション一覧がフィルタリングされます。
この中から 「Send HTTP request」 を選択してください。

③ HTTPリクエストの内容を入力する
送信内容は以下のように設定します:
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| HTTP method | POST(Webhook通知なのでPOSTに) |
| URL | n8n 側の Webhook Production URL(例: https://your-n8n-domain/webhook/shopify-post) |
| Headers | Key: Content-Type, Value: application/json |
| Body | JSON形式で送信したい情報を記述 |
Body例:
{
"title": "{{product.title}}",
}
💡 変数は
{{ }}で囲んで使うことで、商品ごとの値が自動的に反映されます。上記では商品タイトルやステータスなどが送信されます。
以上で、Shopify Flow 側の設定は完了です!
あとは、右上の「ワークフローをオン」ボタンを押して、商品ステータスを変更して下さい。(n8nワークフローをactiveにすることも忘れすに!!)
「商品が販売可能になる → 自動でXに投稿」までが完全自動化できます。
認証やWebhook設定に不安がある方へ
この仕組みは「コードを書かずに組める」ものの、以下のようなポイントでは技術的な判断が求められます:
- Webhook URLの取り扱い(
testとproductionの違い) - Flowの条件分岐やBody構造の調整
- XとのOAuth 2.0連携(User Context)
- 投稿の構文やレスポンスエラー処理
そのため、「少し触ってみたけどうまく動かない」「最初の導入だけ手伝ってほしい」といった方には、テンプレート+サポートという形でお手伝いも可能です。
まとめ
商品の販売開始と同時にSNSで自動告知できれば、
「見落とし」や「タイミングミス」のない運用が実現できます。
今回の仕組みは次のような方におすすめです:
- 投稿の手間を減らしたい
- 自動化に興味はあるけど、一歩踏み出せない
- 最初の構築だけプロに任せて、あとは自分で運用したい
実装の一歩を踏み出したい方に向けて、テンプレートの提供や導入支援も行っています。
まずは試してみてください。
この記事を通じてShopifyの魅力を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。
現在Shopifyでは、3日間の無料トライアルに加え、最初の3ヶ月間は月額たったの150円というお得なキャンペーンが実施中です。
「とりあえず試してみたい」「コストを抑えて始めたい」という方にはぴったりです👇





コメント